今の会社にはもうついていけない

私が新入社員の頃配属された部署の部長は、部下から慕われる立派な人でした。仕事の相談のみならず、プライベートな相談にまで親身になって聞いてくれ、常に部下を守る姿勢を貫いていて、カッコよかったです。

印象に残っているのは、社内にファンが多いので、バレンタインデーには机の上にチョコレートが山積みになっていたことです。他部署の女性社員からもわざわざ送られてくるほどでした。もちろん、私も毎年贈っています。

しかし、私ももう入社15年目。新入社員の頃には分からなかったことが、だんだん見えてくるようになりました。会社は、合併を繰り返し、人も増え、大きな組織へと変わっていきました。

そんな中、部長は完全に出世街道から外れてしまったのです。本来であれば、もっと上に行っていてもおかしくないのですが、出向して事務作業をしているみたいです。私も、入社2年目までは一緒に働いていましたが、それ以降は同じ部署になることはありませんでした。

きっと、その後も部下を守り続ける姿勢を取っていたのでしょう。下に慕われる人というのは、たいてい上から睨まれます。私の会社で出世する人は、上司に媚びてヘコヘコしている人ばかりです。

そんな人だけが勝ち進んでいくのは、どう考えてもおかしいと思います。私は、尊敬できる上司のもとで働きたいです。だから、そういう会社の体質に付いていけません。こういたことが、モチベーションの低下に繋がり、離職率の高さに反映しているのだと思います。